個人 / 男性 / 40代前半 ( - )
最終アクセス: 2年弱前
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はじめまして、シナリオライターの天野ルカです。
シナリオ、物語、ストーリー創作、脚本、小説、漫画原作、漫画ネーム、作詞など、
文章を中心とした創作をします。
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「マコちゃん、結婚しよう」
「えっ、えっ、ええ!?、ちょっとキヨくん何言ってるの!?いま生配信中だよ!?」
「うん、分かってるよ」
「いやいやだって、今日はマコキヨのシンクロダンス企画でしょ!?」
「それはまた今度、、だってほら、、」
マコはそう言うとポケットから小さな箱を取り出し、蓋を開け、光る指輪を差し出した。
「うそ、キヨくん、、本当にっ」
「マコちゃん、僕と結婚してください」
真っ直ぐな眼で見つめるキヨ。動揺するマコが画面をちらりと見やると、そこには祝福や応援や喜びのハッピーコメントが滝のように流れている。
「ふ、ふ、ふつつかものですが、よろしくお願いします、、キヨくん」
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煮立つ釜の中に、醜い魔女の顔が浮かんでいた。
「あんたの心は、いつだって何処かに映し出される、鏡の中、風の中、闇の中、夢の中、あんたは自分の心から逃げ出すことは絶対に出来ないんだよ、死ぬまで、いや死んでも、永遠に、永遠にだよ、うひひひひ」
醜い顔の魔女は甲高い笑い声をあげると、釜の中で煮立つ汁の湯気とともに舞い上がり、その姿を消し去った。
使用人は釜の中に唾を吐きかけると、木べらで汁を掻き回し、何事もなかったように主人に夕食を持って行った。
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君が好きです
鏡の前で何万回も呟いた
どうしようもなくダサい
臆病なrolling day’s
冷たい影の群衆
心ない静かな雑踏で
無言の僕をかき消した
土手に咲く真っ赤な野バラ
眩しくて思わず目を逸らした
風もないのに空はゆらゆら
何故だろう涙止まらない
何もない空っぽの僕だけど
ただ君が好きなんだ
馬鹿みたいだと笑われても
もう構わないさ
精一杯 今を生きてるよ
野に咲くバラのように
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月曜~金曜までは会社勤めをしているので、ライター業務をするのは土曜・日曜となります。
メールの確認や返信は平日の夜でも対応可能します。
メールが来ていればその日の夜、または遅くとも翌日の夜には返信をします。
執筆作業の平均は1日3,000字前後ほどです。